『民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準』 全訂4版

東京地裁民事交通訴訟研究会 編

●本書は、民事交通訴訟における過失相殺率の認定・判断基準を示したものであり、既に公表されている「別冊判例タイムズ1号」(昭和50年)、「別冊判例タイムズNo.1」(平成3年・全訂版)を改訂した「別冊判例タイムズNo.15」(「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」平成9年・全訂3版)の更なる改訂版に当たる。前回の全訂3版の刊行から、約7年の歳月を経て、過失相殺率の認定基準の改訂版を出すこととなった。

改訂の経緯とポイント
1 改訂の経緯
 東京地裁民事交通第27部の裁判官が関与した民事交通訴訟における過失相殺率等の認定基準としては、昭和50年に別冊判例タイムズ1号「民事交通訴訟における損害賠償算定基準と過失相殺率等の認定基準」(以下「初版」という。)が公表され、その改訂版として、平成3年には別冊判例タイムズNo.1「民事交通訴訟における過失相殺率等の認定基準[1991・全訂版]」(以下「全訂版」という。)が、平成9年には別冊判例タイムズNo.15「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準[平成9年・全訂3版]」(以下「全訂3版」という。)が、逐次公表されてきた。本書は、前回の改訂後の実務の動向を踏まえ、更に改訂を行うものである。

2 改訂のポイント
(1)全般的な検討課題
過失相殺率と過失割合/事故と直接因果関係がない無免許運転等の違法行為の評価

(2)「歩行者と四輪車・単車との事故」の基準改訂のポイント
○安全地帯付近での信号変更、車両が右左折のため交差点に進入した場合に関し、従来定められていなかった類型を新設

(3)「四輪車同士の事故」の基準改訂のポイント
○1 押しボタン式歩行者用信号青信号(車両用信号なし)と交差道路車両用信号赤信号の交差点における衝突事故、2 左折車と対向右折車との衝突事故、3 ゼブラゾーンを走行してきた直進車と道路外出入車との衝突事故、ゼブラゾーンを走行してきた後続直進車と進路変更車との衝突事故、4 駐停車車両に対する追突事故について基準を新設

(4)「単車と四輪車との事故」の基準改訂のポイント
○停車中の四輪車がドアを開け、その四輪車の左又は右側を通行しようとした単車がこれに接触した場合(いわゆる「ドア開放型の事故」)、駐停車車両に対する単車の追突事故について基準を新設

(5)「自転車と四輪車・単車との事故」の基準改訂のポイント
○自転車が右側を通行する場合を全般的に検討し、これまで定められていなかった「同一道路を同一方向から進入した場合」、「対向方向の直進自転車と左折四輪車との事故」、実務上よく見られる自転車進路変更の基準を新設

(6)「高速道路上の事故」の基準改訂のポイント
○追越車線修正を新設

B5判 本文総348頁 価格3,150円(税込)

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◆東京地裁民事第27部における民事交通事件訴訟の実務について

第1 はじめに
第2 当事者の準備について
第3 主張・立証上の留意事項
第4 その他の手続
第5 おわりに

◆民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準
 
序 はじめに
1 改訂の経緯とポイント
2 用語の意味










第3 単車と四輪車との事故
1 序文
2 交差点における直進車同士の出合い頭事故
3 交差点における右折車と直進車との事故
4 交差点における左折車と直進車との事故
5 渋滞中の車両間の事故
6 道路外出入車と直進車との事故
7 対向車同士の事故(センターオーバー)
8 同一方向に進行する車両同士の事故
9 転回車と直進車との事故
10ドア開放事故
11駐停車車両に対する単車の追突事故

第1 歩行者と車両との事故
1 序文
2 横断歩行者の事故
3 対向又は同方向進行歩行者の事故
4 路上横臥者等の事故
5 後退車による事故





第4 自転車と四輪車との事故
1 序文
2 交差点における直進車同士の出合い頭事故
3 交差点における右折車と直進車との事故
4 交差点における左折車と直進車との事故
5 道路外出入車と直進車との事故
6 対向車同士の事故
7 進路変更に伴う事故
8 転回車と直進車との事故
9 交差点以外における横断自転車の事故

第2 四輪車同士の事故
1 序文
2 交差点における直進車同士の出合い頭事故
3 交差点における右折車と直進車との事故
4 交差点におけるその他の態様の事故
5 道路外出入車と直進車との事故
6 対向車同士の事故(センターオーバー)
7 同一方向に進行する車両同士の事故
8 転回車と直進車との事故
9 駐停車車両に対する追突事故

第5 高速道路上の事故
1 序文
2 合流地点における事故
3 進路変更に伴う事故
4 追突事故
5 落下物による事故
6 歩行者と自動車との事故