書籍詳細

判例タイムズ 1387号 6月号 (2013年05月24日発売)

判例タイムズ 1387号 6月号 (2013年05月24日発売)

判例タイムズ社

【論説紹介】大阪民事実務研究従業員等の競業避止義務等に関する諸論点について(上)/横地 大輔…5規範的要件の要件事実/大島 眞一…24少数株主権等の行使と個別株…

3,085円(税込)

目次

判例タイムズ 1387号 6月号 (2013年05月24日発売)

【論説紹介】

大阪民事実務研究
従業員等の競業避止義務等に関する諸論点について(上)/横地 大輔…5

規範的要件の要件事実/大島 眞一…24

少数株主権等の行使と個別株主通知の実施時期/西村 欣也…36

共同研究・刑事証拠開示のあり方/遠藤 邦彦・花崎政之・秋田 真志・松代 剛枝…53

裁判員裁判における法律概念に関する諸問題23[大阪刑事実務研究会]
共犯(3)の1
共犯をめぐる周辺的問題についての裁判員に対する説明の在り方/坪井 祐子・増田 啓祐・杉原 崇夫…69

【判例紹介】全30件(最高裁判例3件)

最高裁判例
[民 法]
1 (最高裁第二小法廷平24.12.14判決[平23(受)1833])…96
 根保証契約の主たる債務の範囲に含まれる債務に係る債権の譲渡が元本確定期日前にされた場合に譲受人が保証債務の履行を求めることの可否

[刑事訴訟法]
2 (最高裁第三小法廷平25.2.26決定[平22(あ)1632])…100
 公判調書中の被告人供述調書に添付されたのみで証拠として取り調べられていない電子メールが独立の証拠又は被告人の供述の一部にならないとされた事例

3 (最高裁第一小法廷平25.2.20決定[平23(あ)1789])…104
 1 前科に係る犯罪事実及び前科以外の他の犯罪事実を被告人と犯人の同一性の間接事実とすることの許否
 2 前科に係る犯罪事実及び前科以外の他の犯罪事実を被告人と犯人の同一性の間接事実とすることが許されないとされた事例

行政裁判例
[行政法一般]
4 (東京地裁平23.11.11判決[平22(行ウ)295])…109
 複数の住宅棟が渡り廊下によって連結されエキスパンションジョイントで接しているマンションが建築基準法施行令1条1号にいう「一の建築物」に当たるものとされた事例

[行政争訟法]
5 (東京地裁平24.2.17判決[平22(行ウ)271])…126
 1 国の重要文化財である建築物の近隣に居住する住民が文化庁長官において当該建築物の隣地に高層マンションの建築を行った者に対して文化財保護法45条1項に基づく重要文化財の保存のための環境保全命令をすることの義務付けを求める訴えの原告適格を有しないものとされた事例
 2 国の重要文化財である建築物の近隣に居住する住民が提起した文化庁長官において当該建築物の隣地における高層マンションの建築につき文化財保護法43条1項本文に規定する重要文化財の保存に影響を及ぼす行為に対する許可手続を行う義務があることの確認を求める訴えにつき確認の利益が認められないものとされた事例

[国家補償法]
6 (大阪地裁平24.10.12判決[平23(ワ)5932])…148
 一級建築士が構造計算書を偽装した旨の記事をホームページ上に掲載して報道発表したという国土交通省の公表行為について,国家賠償法1条1項の違法性を欠くとして,同条に基づく損害賠償請求等が棄却された事例

7 (大阪地裁平24.6.14判決[平22(ワ)9431])…159
 検察官が被害者等通知制度に基づき被害者及びその母親に公判期日を通知しなかったことが国家賠償法上違法であると判断され同法に基づく請求が認められた事例
  
8 (東京地裁平24.1.25判決[平21(ワ)30380])…171
 知事が固定資産(冷凍倉庫)の価格を過大に決定して過大な固定資産税等の賦課処分をしたことについて,知事及び評価担当職員が職務上の注意義務を尽くさなかったとして国家賠償請求が認容された事例
  
[租税法]
9 (東京高裁平24.9.19判決[平23(行コ)298])…190
 弁護士が弁護士会等の役員としての活動に伴い支出した懇親会費等の一部が,その事業所得の計算上必要経費に算入することができ,また,消費税等の額の計算上課税仕入れに該当するとされた事例

労働裁判例
[個別的労働関係]
10 (神戸地裁姫路支部平24.9.26判決[平23(ワ)1243])…200
 1 町長の交代により町の政策方針が転換されたことから降任を申し出た町幹部職員について,町長が2階級降格する処分をしたことが人事権者の裁量権の濫用に当たり違法であると認められた事例
 2 上記処分に係る損害賠償請求権の消滅時効は,上記処分が違法であることを認める判決が確定した日から進行するとされた事例

民・商事裁判例
[民 法]
11 (大阪地裁平24.11.12判決[平23(ワ)13904])…207
 1 建物賃貸借契約の契約条項のうち,後見開始又は保佐開始の審判や申立てがあったときに解除を認める部分について,消費者契約法10条に該当するとして同法12条3項に基づく意思表示の差止めを認めた事例
 2 建物賃貸借契約の契約条項のうち,建物明渡義務の履行を遅滞した場合の損害金を賃料の2倍とした契約条項,定額の催告手数料を賃借人の負担とする契約条項,定額のクリーンアップ代を賃借人の負担とする契約条項について,消費者契約法9条及び10条のいずれにも該当しないとして差止めを認めなかった事例

12 (東京地裁平24.10.4判決[平23(ワ)10018])…216
 1 将来債権の譲渡後に譲渡禁止特約が付された場合,民法466条2項ただし書の適用はない
 2 譲渡禁止特約が付された将来債権を差し押えた債権者は,同特約の存在を理由に譲渡の無効を主張する独自の利益を有する

13 (東京高裁平24.11.28判決[平24(ネ)3589])…219
 1 借家契約において,賃貸人の賃料増額請求の一部のみを正当とする判決が確定し,これに照らすと賃料が過払となっていた場合において,賃貸人が返還すべき過払金について,借地借家法32条2項ただし書は類推適用されない
 2 借家契約において,賃貸人の賃料増額請求の一部のみを正当とする判決が確定し,これに照らすと賃料が過払となっていた場合において,その過払金の受領につき,賃貸人が民法704条の悪意の受益者に当たると認められた事例
 3 借家契約において,賃貸人の賃料増額請求の一部のみを正当とする判決が確定し,これに照らすと賃料が過払となっていた場合において,賃貸人が返還すべき過払額の算定に関し,過払金をその後に支払期の到来する賃料に充当することなどを内容とする合意が成立していたものと認められた事例

14 (広島高裁平24.6.14判決[平23(ネ)476])…230
 銀行の従業員が,顧客に対し,日経平均株価に連動して償還条件が定められた仕組債に投資する投資信託受益権の購入を勧誘するに当たり,適合性原則違反も説明義務違反もなかったとして,銀行の顧客に対する不法行為責任が否定された事例

15 (福岡高裁平24.1.10判決[平23(ネ)764])…238
 当該建物には,建物としての基本的安全性を損なう瑕疵があるとして,建物の買受人の設計者,施工者,工事監理者に対する不法行為に基づく損害賠償請求が認められた事例
  
16 (大阪高裁平23.8.26判決[平23(ネ)1365])…257
 1 未成年者(当時14歳・中学2年生)が自転車を運転中歩行者(当時85歳)と衝突し,転倒・負傷させた交通事故につき,当該未成年者の不法行為責任が認められた事例
 2 上記事例で未成年者の両親につき,指導監督義務に基づく不法行為責任が否定された事例
  
[商 法]
17 (東京高裁平24.10.25判決[平24(ネ)2459])…266
 生命保険契約における「保険料が一定期間未払のときには無催告で失効する」旨の定めが消費者契約法10条後段の要件に該当しないとされた事例

18 (東京地裁平24.3.27判決[平22(ワ)27316])…275
 自動車のタイヤ2本がパンクさせられた上,車体の全周に線状の傷を付けられたことを理由とする自動車総合保険契約に基づく保険金の請求につき,種々の間接事実に基づき当該事故は原告の故意によって惹起されたものと推認するのが相当とされた事例

[知的財産]
19 (知的財産高裁平24.9.27判決[平23(行ケ)10258])…285
 発明の名称を「通気口用フィルター部材」とする発明について,容易想到ではないとして,無効審判請求成立審決が取り消された事例

20 (知的財産高裁平23.9.7中間判決[平23(ネ)10002])…294
 「餅」の特許権に基づく侵害差止等請求事件において,被告製品は特許発明の技術的範囲に属する旨の中間判決をした事例
  
21 シーサー商標事件(知的財産高裁平22.7.12判決[平21(行ケ)10404])…311
 シーサーの図形及び「SHI─SA」の文字等からなる商標について,商標法4条1項11号,15号,19号のいずれにも当たらないとされ,上記各号に当たるとした決定を取り消した事例
  
22 暁の脱走(知的財産高裁平24.5.9判決[平24(ネ)10013])…329
 昭和25年公開の映画を複製したDVDを輸入し,頒布する行為が,映画会社の著作権を侵害するものとみなされ,輸入頒布した者に少なくとも過失があったとして,著作権者には,当該著作権の使用料相当額の損害が生じたとした事例
 
[諸 法]
23 (東京地裁平24.9.12判決[平23(ワ)19923])…336
 生命保険契約の無催告失効条項が消費者契約法10条後段に該当しないとされた事例
  
24 (東京地裁平24.7.5判決[平22(ワ)33711])…343
 1 不動産賃貸借契約の更新料支払条項が消費者契約法9条1号及び10条により無効であると認めることはできないとして,適格消費者団体の事業者に対する同法12条に基づく当該更新料支払条項の使用の差止めを求める請求が棄却された事例
 2 不動産賃貸借契約終了後の明渡しの遅滞による損害賠償額の予定条項が消費者契約法9条1号及び10条により無効であると認めることはできないとして,適格消費者団体の事業者に対する同法12条に基づく当該損害賠償額の予定条項の使用の差止めを求める請求が棄却された事例

[民事訴訟法]
25 (東京地裁平24.12.5判決[平23(ワ)18195])…353
 日本法人による韓国法人に対する売買契約の債務不履行に基づく損害賠償及びその代表者である外国人に対する不法行為に基づく損害賠償を求める訴えについて,いずれも我が国の国際裁判管轄を欠くとして,訴えが却下された事例

[民事執行法]
26 (東京高裁平24.9.28決定[平24(ラ)1754])…358
 借地権付き建物の競売において,敷地所有者が物件明細書では国(財務省)と記載されていたが,買受けの申出時においては他の者に所有権が移転していた場合の民事執行法75条1項の類推適用の可否
  
[倒産処理法]
27 (東京高裁平24.9.12決定[平24(ラ)1817])…361
 破産手続開始決定前に成立した保険契約について,同決定後に保険事故が発生した場合における,保険金請求権の破産財団への帰属の有無(積極)

28 (東京地裁平22.8.25判決[平21(ワ)15680])…364
 破産手続開始決定前に破産法71条1項各号に定める相殺が行われた場合であっても,同手続が開始されたときには,当該相殺は遡及的に無効になり,この理は,破産債権者と破産者(ないし破産管財人)との相殺合意にも妥当するとされた事例

刑事裁判例
[刑 法]
29 (大阪高裁平24.3.13判決[平23(う)1355])…376
 相手方と向かい合って立った状態で一定の距離を保ったまま前進し,相手方を後ずさりさせる行為が傷害罪の実行行為としての暴行に当たるとされた事例

[刑事訴訟法]
30 (東京高裁平22.6.29判決[平22(う)756])…380
 裁判員裁判による原判決の量刑判断につき,量刑判断過程における同種事例の量刑傾向の意義や裁判員制度の趣旨を踏まえ,具体的な量刑事情を詳細に検討し,従来の量刑傾向から極端に外れるものではなく,その量刑事情に照らすと不当であるとはいえないとして是認した事例

「判例タイムズ」のバックナンバー

他にも1465件のバックナンバーがあります