書籍詳細

判例タイムズ 1246号 (2007年10月01日発売)

判例タイムズ 1246号 (2007年10月01日発売)

判例タイムズ社

◆さいたま医療訴訟パネルディスカッション2007佐藤公美・志村由貴・鄭 廣模・村山 晃・岩本憲武・齋喜 要・大澤一司・蔭山好信・井原徹太… 5◆大阪地方裁判所の…

2,057円(税込)

目次

判例タイムズ 1246号 (2007年10月01日発売)

◆さいたま医療訴訟パネルディスカッション2007
佐藤公美・志村由貴・鄭 廣模・村山 晃・岩本憲武・
齋喜 要・大澤一司・蔭山好信・井原徹太… 5
◆大阪地方裁判所の破産事件における過払金処理に関する新たな運用について
日景 聡・島田正人… 24
◆ブランドライセンス契約とその問題  加藤雅信… 28
■判例展望民事法34
 補助参加をめぐる裁判例と問題点  小濱浩庸… 46
■関西家事事件研究会報告26
 遺産分割事件における不合理とその是正
 —実務体験からの感想と意見—  森野俊彦… 67
■独占禁止法審判決研究5
 NTT東日本によるFTTHサービスの私的独占事件審決の検討
 —固有の独禁法を適用するか事業法を考慮するか—  平林英勝… 78
■独占禁止法審決・判例の分析5
 日之出水道機器許諾数量制限事件  西村暢史… 87

判例紹介 全23件  細目次は本号冒頭頁
——————————————————————————–
◆特   報
[諸  法]
1(最高裁第三小法廷平19.4.3判決)
外国語会話教室の受講契約の解除に伴う受講料の清算について定める約定が特定商取引に関する法律49条2項1号に定める額を超える額の金銭の支払を求めるものとして無効であるとされた事例
——————————————————————————–
◆行政裁判例
[行政法一般]
1(津地裁平19.4.26判決)
酒を飲んで自動車を運転して追突事故を起こした公立高校の教諭に対する懲戒免職処分について,裁量権の逸脱・濫用の違法はないとして,同処分の取消請求が棄却された事例

[国家補償法]
2(東京高裁平19.1.17判決)
奥入瀬渓流の遊歩道において観光客がブナの枯れ枝の落下により負傷した事故について,国と県の損害賠償責任が認められた事例(控訴審)

[地方自治法]
3(大阪地裁平19.2.9判決)
非常勤の嘱託員の報酬につき「月額27万円又は日額1万2700円の範囲内で任命権者の定める月額又は日額」と定めている茨木市報酬及び費用弁償条例(昭和40年茨木市条例第17号。平成15年茨木市条例第36号による改正前のもの)の規定が給与条例主義に違反し違法とされた事例

4(名古屋地裁平16.1.29判決)
1 地方自治法2条14項のいわゆる最少経費最大効果原則の解釈の方法
2 地方公共団体が,合併処理浄化槽方式によらず,農業集落排水施設方式による下水処理方式を採用したことが最少経費最大効果原則に違反しないとされた事例
——————————————————————————–
◆労働裁判例
[個別的労働関係]
1(札幌高裁平19.1.19判決)
土地改良区の費用で設けられた酒席等において,総務部長兼出納責任者の地位にあった者が,監事及び理事に対し,暴言を発したことを理由とする管理職からの降職処分が有効であるとされた事例

[集団的労働関係]
2(東京地裁平18.12.18判決)
使用者が新規採用者の初任給を引き下げたことが,労働組合との間の義務的団交事項に該当するか(消極)
——————————————————————————–
◆民・商事裁判例
[民  法]
1(福岡高裁平19.1.25判決)
1 共有物分割請求の対象土地が,共有者らの所有に係る隣接地から公道へ至るための共用通路というべき場合,そのような性格や効用が失われたといえるような特段の事情が認められない限り,同請求は権利の濫用として許されないとされた事例
2 共有物分割請求の対象土地につき,その形状,同土地と隣接地相互の位置関係,隣接地の公道への接面状況,対象土地が共有となった経緯等を吟味した上,対象土地が共有者ら所有に係る隣接地から公道へ至るための共用通路というべきであるとされた事例
3 その上で,共有物分割請求の対象土地につき,上記1の「特段の事情」が未だ認められないとして,同請求が権利の濫用に当たるとされた事例

2(福岡高裁平19.3.15判決)
不動産を目的とする1個の根抵当権が元本の確定後において数個の債権を担保しそのうちの1個の債権のみについての保証人が当該債権に係る残債務全額につき代位弁済した場合において当該担保不動産の換価による売却代金が被担保債権のすべてを消滅させるに足りないときの上記売却代金からの弁済受領額

3(名古屋高裁平18.12.20判決)
保証人に対する根保証契約に基づく履行請求が信義則に反して認められないとされた事例

4(大阪高裁平18.12.19判決)
土地の売買について,土地上にかつて存在した建物内で殺人事件があったことが,隠れた瑕疵に当たるとされた事例

5(甲府地裁平18.6.30判決)
私人間の過払金返還請求訴訟において,領収書等の存在しない弁済の事実が当事者間の会話内容等から認定された事例

6(東京地裁平18.11.21判決)
1 弁護士の預り金からの支出及び清算が正当なものとされ,不法行為責任及び同預り金を返還しないことについての債務不履行責任がいずれも否定された事例
2 弁護士が預り金の返還に応じなかった行為について不法行為の成立が肯定された事例
3 上記不法行為の損害の算定の過程で,弁護士報酬について具体的な合意がない場合でも相当報酬額を算定し,これを預り金から差し引くことを認めた事例

7(東京高裁平18.8.31判決)
1 敗訴判決が確定した患者の医師に対するセクシャル・ハラスメント等を理由とする損害賠償等請求訴訟の提起が不当提訴に当たらないとされた事例
2 上記訴訟で患者を代理した弁護士が訴状の写しを司法記者クラブに配布し記者会見をしたことが医師に対する名誉毀損やプライバシー侵害に当たらないとされた事例
3 上記訴訟の提起を医師の実名により報道した記事を新聞に掲載したことが医師に対する名誉毀損やプライバシー侵害に当たらないとされた事例

8(神戸地裁平18.5.12判決)
商品先物取引会社の外務員が違法な勧誘をしたなどとして損害賠償請求が認められたが,過失相殺が認められなかった事例
9(前橋地裁平19.1.24判決)
1 交差点内における歩行者と四輪車との間の交通事故につき,被告が殺意をもって被害者(歩行者)を轢過したと認めるに足りる証拠はないとした事例
2 逸失利益の算定について,被害者は,被害者の父である原告が代表者を務める会社において,50歳までには社長に就任することが見込まれ,それに伴った昇給が見込まれるとする原告らの主張を認めず,賃金センサスの産業計,全労働者,全年齢平均の年収額に基づき逸失利益を算定した事例

10(東京地裁平18.6.23判決)
術前の細胞診においてクラス・の乳癌と診断され乳房切除術が行われたが,術後の組織及び細胞診において良性腫瘍であったことが判明した場合において,術前の細胞診を行った医師に,細胞診の診断を誤った過失が認められ,後遺症による損害や乳房再建術の費用等の賠償が命じられた事例

[商  法]
11(東京地裁平18.12.21判決)
信用組合の理事が融資を承認するにあたって,善管注意義務違反及び忠実義務違反があるとして損害賠償が認められた事例

[知的財産]
12(東京地裁平17.12.21判決)
雑誌に付された標章の一部が,「本当にあったH(エッチ)な話」の語を配置した図形商標と類似するとして,商標権侵害に基づく差止請求等が一部認容された事例

13(東京地裁平18.4.26判決)
商品を自ら開発・商品化したものではないとして,不正競争防止法2条1項3号の不正競争行為を理由とする損害賠償の請求が認められなかった事例

[諸  法]
14(東京地裁平19.1.25判決)
国民健康保険組合の理事長等の地位にあった者を解任し,反対派の理事を理事長等に選任した理事会決議について,その招集手続に瑕疵があるとして,同決議の無効及び理事長等の地位の確認が認められた事例

[倒産処理法]
15(東京高裁平19.3.14判決)
1 民事再生手続開始申立てがあったときを解除原因とするファイナンスリース契約の特約は民事再生法の趣旨,目的を害するもので無効であるとされた事例
2 民事再生手続開始後にファイナンスリース契約が解除され,目的物が返還されなかったことによる不法行為に基づく損害賠償債権は共益債権に当たるとされた事例
——————————————————————————–
◆刑事裁判例
[刑事訴訟法]
1(さいたま地裁川越支部平18.10.12決定)
自閉症により非常に多岐にわたるコミュニケーション障害を有する上,中等度精神遅滞の領域にある被告人について,訴訟能力がないとして公判手続が停止された事例

「判例タイムズ」のバックナンバー

他にも1475件のバックナンバーがあります