書籍詳細

判例タイムズ 1366号 5/1号 (2012年04月25日発売)

判例タイムズ 1366号 5/1号 (2012年04月25日発売)

判例タイムズ社

【論説紹介】民事訴訟の迅速化に関するシンポジウム(上)/高橋 宏志・三木 浩一・山浦 善樹・本田 能久・菊地 裕太郎・大坪 和敏…4残業代請求事件の実務(中)/…

2096円(税込)

目次

判例タイムズ 1366号 5/1号 (2012年04月25日発売)

【論説紹介】

民事訴訟の迅速化に関するシンポジウム(上)
/高橋 宏志・三木 浩一・山浦 善樹・本田 能久・菊地 裕太郎・大坪 和敏…4

残業代請求事件の実務(中)/藤井 聖悟 24

裁判員裁判における法律概念に関する諸問題12[大阪刑事実務研究会]
正当防衛について(下)/和田 真・野口 卓志・増尾 崇…45

ブック・レビュー 佐々木茂美編『民事実務研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』,小佐田潔編『民事実務研究Ⅳ』
民事実務研究を読み解く/井上 繁規…60

【判例紹介】全16件(最高裁判例6件)

速   報
[知的財産]
1(大阪地裁平24.2.16判決[平21(ワ)18463])…68
 複数人が制作にかかわった編集著作物について,そのうち1名のみが編集著作者であると認定された事例

最高裁判例
[憲  法]
2(最高裁第二小法廷平24.1.13判決[平22(あ)1299])…81
 裁判員制度による審理裁判を受けるか否かについての選択権と憲法32条,37条

[民  法]
3(最高裁第一小法廷平24.2.20判決[平21(受)1461,平21(受)1462])…83
 1 自動車保険契約の人身傷害条項に基づき保険金を支払った保険会社による損害金元本に対する遅延損害金の支払請求権の代位取得の有無
 2 自動車保険契約の人身傷害条項の被保険者である被害者に過失がある場合において上記条項に基づき保険金を支払った保険会社による損害賠償請求権の代位取得の範囲

[知的財産]
4(最高裁第三小法廷平23.12.20判決[平21(行ヒ)217])…89
 商標法施行規則(平成13年経済産業省令第202号による改正前のもの)別表第35類3に定める「商品の販売に関する情報の提供」の意義

5(最高裁第一小法廷平23.12.8判決[平21(受)602,平21(受)603])…93
 1 我が国について既に効力を生じている文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約に我が国が国家として承認していない国が事後に加入した場合における同国の国民の著作物である映画の著作権法6条3号所定の著作物該当性
 2 著作権法6条3号所定の著作物に該当しない著作物の利用行為と不法行為の成否

[諸  法]
6(最高裁第三小法廷平24.1.17判決[平22(受)2187])…99
 マンションの区分所有者が,業務執行に当たっている管理組合の役員らをひぼう中傷する内容の文書を配布するなどする行為が,建物の区分所有等に関する法律6条1項所定の「区分所有者の共同の利益に反する行為」に当たるとみる余地がある場合

[刑  法]
7 Winny事件(最高裁第三小法廷平23.12.19決定[平21(あ)1900])…103
 適法用途にも著作権侵害用途にも利用できるファイル共有ソフトWinnyをインターネットを通じて不特定多数の者に公開,提供し,正犯者がこれを利用して著作物の公衆送信権を侵害することを幇助したとして,著作権法違反幇助に問われた事案につき,幇助犯の故意が欠けるとされた事例

行政裁判例
[行政法一般]
8(東京地裁平22.3.30判決[平21(行ウ)256])…112
 1 省令の制定行為が行政処分に当たらないとされた事例
 2 薬局開設者又は店舗販売業者による医薬品の販売につき,第一類及び第二類の医薬品の販売及び情報提供は有資格者の対面により行う旨の規定並びに隔地者に対する郵便その他の方法による医薬品の販売を行う場合は上記各類の医薬品の販売を行わない旨の規定を薬事法施行規則に新設した同規則の一部を改正する省令の規定が,薬事法による委任の範囲を超えるものではなく,憲法22条1項に違反せず,適法かつ有効であるとされた事例

労働裁判例
[個別的労働関係]
9(東京地裁平23.2.9判決[平21(ワ)17965])…177
 1 業務外の傷病に基づいて,労働契約所定の傷病休暇の期間が満了した場合に,当該傷病の病状が回復して,職場復帰が可能であることの立証責任は,労働者側にあると判断した事例
 2 傷病休暇取得前の職務が廃止されている場合に,傷病休暇満了後の復帰すべき職場について,労使間で合意が成立しており,これに違法性はないとした事例
 3 傷病が回復して,職務復帰が可能であることの証明ができていないとして,労働契約所定の手続に基づく解雇が有効であると判断した事例

民・商事裁判例
[担保法]
10(広島高裁平23.4.26判決[平22(ネ)552])…186
 動産に関する無効な登記が存在することは,同動産の所有権の完全性を妨害することになるから,その所有者は,登記名義人に対し,所有権に基づく妨害排除請求権として,当該登記の抹消登記を請求できる

[契約法]
11(横浜地裁平23.7.13判決[平23(レ)135])…190
 1 ケーブルテレビ加入者に放送受信契約の締結義務があるとされた事例
 2 放送受信料債権は,民法169条,同法173条1号,同条2号の規定する各債権のいずれにも当たらないとされた事例

[一般不法行為]
12(大阪地裁平23.3.30判決[平20(ワ)1761])…195
 1 運送事業等を業とする会社の事務職員であり,悪性胸膜中皮腫を発症して死亡した男性について,石綿を原料とする製品の製造等を業とする会社の工場に常駐して作業をし,同作業中に石綿粉じんにばく露する機会があったと認められた事例
 2 従業員の上記石綿粉じんにばく露と,悪性胸膜中皮腫の発症・死亡との間に相当因果関係が認められた事例
 3 従業員と直接の雇用関係がない石綿製品製造会社との間において,雇用関係に準じる社会的接触の関係があったとして,石綿製品製造会社の当該従業員に対する安全配慮義務違反が認められた事例
 4 昭和35年のじん肺法の制定などの法令の整備状況に照らし,遅くとも,従業員が上記工場で作業に従事していた期間(昭和44年7月から昭和46年8月)には,運送事業会社及び石綿製品製造会社には,当該従業員が石綿粉じんにばく露することにより,じん肺その他の健康・生命に重大な損害が生じる危険性があることについて予見可能性があったとされた事例
 5 上記2社について,石綿粉じんの発生防止措置をとる義務等を怠った安全配慮義務違反が認められた事例
 6 運送事業会社における立場や法令の定め等に照らし,従業員も石綿粉じんにばく露する危険を防止又は低減する措置を取るべきであったとして,損害額が減じられた事例

[家族法]
13(東京高裁平23.2.24決定[平22(ラ)2057])…237
 被相続人甲夫及び被相続人乙子の各遺産の範囲内に属する相続財産であると全当事者が合意しても,それら相続財産が各遺産分割審判の対象として適した性質を有する未分割の不動産ではない場合,各遺産分割審判の申立ては審判対象が存しないので不適法であるとして却下された事例

[民事訴訟法]
14(東京地裁平23.10.17決定[平23(モ)2851])…243
 捜査機関の嘱託を受けて医師である鑑定受託者が作成し所持している司法解剖の鑑定書の控え等について,民事訴訟法220条4号ホが定める刑事事件関係書類等に該当しないなどとして,上記文書の提出が命じられた事例 

[倒産処理法]
15(神戸地裁伊丹支部平23.12.21決定[平21(フ)175])…246
 破産者が破産申立て直前に受領した父の死亡による死亡保険金が入金された預金口座の存在を申立代理人に秘匿し,現金について破産管財人に説明することなく所在不明となった場合,免責を許可しないとされた事例

刑事裁判例
[刑事訴訟法]
16(東京地裁平22.8.6判決[平21特(わ)3051])…248
 覚せい剤自己使用の事案において,警察官が職務質問中に被告人運転車両のエンジンを切り,ドアを外から押すなどして被告人を車外に出られないようにした行為などは違法な有形力の行使であり,約5時間35分にわたり被告人を現場に留め置いた行為も違法であるが,それにとどまらず,警察官が留め置きの違法を糊塗するために内容虚偽の疎明資料を作成して強制採尿令状の発付を請求していることに照らし,採尿に至る一連の手続に令状主義の精神を没却する重大な違法があるとして,被告人の尿に関する鑑定書の証拠能力が否定されて,被告人に無罪が言い渡された事例

「判例タイムズ」のバックナンバー

他にも1545件のバックナンバーがあります